◆田んぼだより

平成21年2月号

《平成21年新春》

平成21年1月10日(土) 暖冬とはいえ厳しい寒さの中、たくさんのお客様に囲まれて毎年恒例の「新年おもちつき会」は温かく盛り上がりました。

まだお正月の静けさがのこる街の中、代々木本店には200人近くのお客様がお集りくださり、おもちつき参加、ふるまい餅などで一緒に健康な一年を願いながらお祝いをいたしました。

今年は特にお子様の参加が多く目立ち、次代のにっぽんを担う子供たちへ熱いメッセージを伝える大人たちの姿や、幼少期の自分を語り合う会話などでにぎわい、子供たちはウスの周りをかけまわり、何度も並びなおして愉快に餅つきを繰り返したり。「おもちつき」という代表的な伝統行事を行いながら、普段ゲームに熱中する子供を叱るより、子供が熱中するほかのことができる「場」を私たち大人が提供してあげることの大切さをあらためて感じました。

今年も主役で参加してくださった傘寿の西澤さんは誰よりも力強い餅つきを披露してくださり、参加者一同背中で日本男児を見せつけられ、気を引き締め直しました。

いつも西澤さんからはもちつき前のこねる段階の大切さを教わり何事も手抜きない準備の姿勢を説かれます。

また今年は杵の直し方を教わり、日本の道具が長持ちなわけもわかりました。約3時間、5回のおもちつき、振りかぶった杵からのあつあつのお餅を頭にかぶりながらのスタッフの力強い餅つきで締め、柔らかくどこまでものびーるつきたてのお餅をみんなで頬張りながらお開きとなりました。

皆様もにっぽんの思い出に触れに「田んぼ」にどうぞお越しください。

店主 岡野真吾