◆田んぼだより
平成20年11月号
《岩手県 江刺ひとめぼれ 金札米紀行》
10月25(土)〜26(日)にかけ 当店で10年近くに渡り人気ナンバーワンの岩手県江刺ひとめぼれ(金札米) の産地のJA江刺主催「産業まつり」に参加、お手伝いして参りました。 |
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いつも安定して美味しいお米を作ってくださっている生産者の方々や、品質や流通をしっかり管理しているJA江刺の皆さん、そして一致団結して地元ブランドを守る江刺区の皆さんへの恩返しのつもりで自主参加させていただいて3年目になります。 |
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江刺の農産物は江刺地区の中だけでしっかりと循環型が成り立っていて、食の安全が心配される今、昔から続くこの江刺の取り組み姿勢は私たち消費者にとって理想的な生産体制だと思います。 |
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牛を中心とした畜産農家が多いことや土地柄や気候風土に恵まれているからだと地元の方は言いますが、JA江刺を筆頭に、地区内完結循環型を守る為なら例え非効率なことでも選択するという信念がこの信頼のブランドを築いていると思います。ベテラン生産者に負けじと来期の品質管理基準のアツい議論を交わす若者たちの姿からも江刺ブランドへの信頼と期待はさらに高まりました。 |
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「江刺牛」の牧場が多い種山高原から北上川に流れ込んだ栄養たっぷりの水や堆肥が江刺の田んぼや畑に入り「江刺金札米ひとめぼれ」や「江刺リンゴ」を育て、その稲わらや作物を牛が食べて育つ、という循環です。 |
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今回ちょうど10月が出荷期の江刺リンゴの美味しさも知り、田んぼのお客様にもこの美味しさをサービスでお届けしたいと考えております。お米の美味しさの所以がここにもあるんだと納得していただければと思います。 |
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また、今回は新米の検査風景を見学させていただき、江刺ひとめぼれが一等米の評価をされる瞬間を目の当たりにし、生産者の方々の成績発表さながらの緊張感が伝わってきました。平成20年米穀年度(10月〜9月)も各地から探した美味しいお米を、責任をもった炊飯でご来店の皆様に提供して参ります。 |
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店主 岡野真吾 |