◆田んぼだより

平成23年5号

《 恒例の田植え研修》

5月29日、季節外れの台風2号の影響で雨が降り続く中、15年目の田植えをして参りました。
3月12日未明の震度6の大地震の田んぼへの影響は、雪深い松之山では田植えの直前まで分からずに、いくつもの棚田が壊れていて修復が間に合わず作付できない状態でした。幸い私どもの田んぼ付近は田植えをすることができましたが、これまでの15年間では感じることができなかった、この作業ができることの尊さ、田んぼという装置としての農地を守ってくれている地元集落の方々の努力の積み重ねへの感謝を思いながら、一株ずつ大切に植えました。



雨降りで水面が見えずらく、蛇行しないように一本一本を慎重に。

おにぎり大好きの二年生姉妹のアイちゃん、アヤちゃんは慣れるのも早く、雨ニモマケズどんどん進む!にっぽんのコメ作りの将来は明るい!


並んで縦に進む図はピッチと同じ。ワールドカップ予選も始まるし、即席チームメイトも慣れれば、ほらセンタリング!やはり米作りはチームワークです。

雨でだんだん水深も深くなり歩くのもやっと。でも振り向けば意外に真っすぐな苗。田植えは心の鏡です!?

田んぼの周りは山菜の宝庫。フキやワラビなどを摘んで早速美味しく料理。

今回はシンプルに味わえる”ワラビの塩こんぶ和え” 新鮮な粘りが絶品!

初チャレンジの人や小学校以来の人など20名。雨のため黙々と作業をした短い一日でしたが、高齢過疎が進む米どころ松之山と都会につながるパイプがまたいくつか増えました。パイプに”何を通すか”を考える練るよりも、とにかく”パイプをたくさん増やす”ことが地元集落のチカラになると信じています。二週間ほど前に、この研修を通してまたひとつの命がここ松之山に産まれました。大きな地震が続くなか元気に産まれてきたこの命は、松之山の明日を明るくリードする強くて優しい子になることでしょう。